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2歳児でも楽しめる♪十五夜の簡単製作アイデア3選【月やうさぎをテーマに】

目次

十五夜ってどんな日?2歳児にも伝えたい秋の行事

お月見の由来と十五夜の意味

「十五夜」とは、旧暦の8月15日にあたる満月の夜を指し、「中秋の名月」とも呼ばれています。稲や野菜の収穫を感謝し、豊作を祈る行事として古くから親しまれてきました。
すすきやお団子をお供えし、家族で夜空を見上げながら美しい月を愛でる──そんな風景が十五夜の伝統的な姿です。

2歳児にはどんなふうに伝える?

2歳児にとって「収穫」や「感謝」はまだ難しい言葉かもしれません。でも、「まんまるお月さまを見ようね」「うさぎさんがいるかもよ」といった、イメージしやすい声かけなら親しみを持ってくれます。
絵本の読み聞かせや、月を模した製作あそびを通じて、自然に行事の雰囲気を伝えることができます。

保育で取り入れるときのポイント

2歳児の発達段階に合わせた導入が大切です。お月見に関する絵本や紙芝居を用意したり、月をイメージした音楽を流してみるのもおすすめ。
また、言葉がけも「おつきさま ぴかぴかだね」「うさぎさん、ぴょんぴょんしてるかな?」と、子どもたちの想像力を引き出すような内容が効果的です。

2歳児向け・十五夜製作アイデア3選

1. まんまるお月さまスタンプアート

【準備するもの】
・トイレットペーパーの芯
・黄色の絵の具またはスタンプインク
・黒または紺色の画用紙

【作り方】
トイレットペーパーの芯を平らにつぶして、子どもたちの手でぎゅっと握らせるだけで「まんまる」のスタンプになります。
画用紙の空にペタンと押すだけで、夜空に浮かぶ月が完成!星形シールを貼ってもきれいです。

【ねらい】
・「まる」という形の認識
・スタンプを押すという動作を楽しむ
・完成した作品を飾る喜び

2. ふわふわおだんご製作(綿やティッシュを使って)

【準備するもの】
・ティッシュまたはコットン
・白い丸シールやおわん型の台紙(紙皿など)
・のりまたは両面テープ

【作り方】
ティッシュやコットンを丸めて「おだんご」に見立て、紙のお皿に3個、6個、9個と自由に積んでいきます。2歳児の場合、ただ貼るだけでも十分楽しい作業です。
のりが苦手な子は両面テープを使うとスムーズに作れます。

【ねらい】
・素材の感触を楽しむ
・「積む」「並べる」遊びの発展
・数の感覚の導入(3個=三段団子)

3. うさぎの貼り絵アート

【準備するもの】
・うさぎ型の台紙(あらかじめ保育士がカット)
・ピンクや白の折り紙、千代紙
・のり、クレヨン、シールなど

【作り方】
ちぎった折り紙をうさぎの台紙にペタペタ貼っていきます。耳やほっぺたにシールを貼ったり、目をクレヨンで描いたりすることで、表情豊かな作品に。
背景に月やすすきを描いても雰囲気が出ます。

【ねらい】
・指先を使った微細運動
・ちぎる・貼るといった基本動作
・自分だけのうさぎを表現する創造力


製作を楽しむための環境づくり

ねらいは「完成度」より「楽しむ気持ち」

2歳児の製作では「きれいに作る」ことを目指すよりも、「やってみたい」「触ってみたい」という気持ちを大切にします。
思うように貼れなかったり、色がはみ出してしまったりしてもOK。大人が完成イメージにこだわりすぎず、子どもが夢中になる姿を喜びましょう。

素材の選び方と安全面の工夫

・紙皿や綿、シールなど扱いやすい素材を使う
・はさみは基本的に使わず、ちぎる・貼るだけで完成する形にする
・口に入れがちな子への誤飲対策(小さなパーツは使わない)

2歳児ならではの動きやすさや注意点を意識して、安全に楽しめる製作環境を整えましょう。

保護者にも伝えたい“季節の製作”の価値

保護者の中には「まだ小さいのに季節の製作って意味あるの?」と感じる方もいるかもしれません。
でも、製作を通じて「行事を知る」「家で話題になる」「親子で季節を感じる」ことができれば、それだけでも十分な価値があります。
作品は連絡帳や玄関に飾り、行事の雰囲気を家庭にも届けましょう。

まとめ|十五夜製作で育つ感性と季節感

2歳児でもできる!行事に親しむきっかけづくり

十五夜の製作は、月やうさぎ、お団子といったわかりやすいモチーフを通して、季節感や自然の美しさを子どもたちに伝える絶好の機会です。
遊び感覚で取り入れれば、2歳児でも十分に楽しめ、行事への親しみを深めるきっかけになります。

お月見をきっかけに親子の会話も広がる

「おつきさま作ったよ」「うさぎさん貼ったよ」といった作品の話題が、保護者との会話を広げてくれます。
季節の行事は、園と家庭がつながるチャンスでもあります。子どもたちの気づきや感性を育てながら、親子の絆を深める一助として、ぜひ十五夜製作を取り入れてみてくださいね。

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