デジタルおもちゃや動画コンテンツが身近になった今の子どもたち。
しかし、保育園や幼稚園では今も「昔ながらの遊び」が大人気です。
体を動かしたり、友だちと協力したり、笑い合ったり——
そんなシンプルな遊びの中に、子どもたちの豊かな学びが詰まっています。
この記事では、保育園で特に人気の昔遊びランキングTOP10を紹介します。
フルーツバスケットやはないちもんめなど、保育現場で定番の遊びを中心に、その魅力やねらい、アレンジ方法まで詳しくお伝えします。
昔遊びが保育園で人気の理由

デジタル時代に見直される“昔ながらの遊び”
昔遊びは、スマートフォンやタブレットにはない人との関わりを生み出す魅力があります。
誰かと一緒に遊ぶ楽しさ、ルールを守る緊張感、勝ち負けの中で生まれる感情の共有。
こうした体験が、心の発達やコミュニケーション力を自然に育ててくれます。
心と体を育てる!昔遊びの発達的効果
昔遊びには、「動」と「静」の両方の要素があります。
たとえば、鬼ごっこやだるまさんがころんだは運動能力の向上に、
折り紙やお手玉は集中力・手先の器用さを伸ばす効果があります。
遊びの中で自然と育つ“非認知能力”は、子どもの成長に欠かせません。
保育現場で取り入れやすい理由とは?
特別な道具を使わずに遊べるのも、昔遊びの魅力。
広い園庭や室内スペースさえあれば、すぐに始められる遊びがほとんどです。
また、異年齢交流や季節行事(お正月・敬老の日など)にも取り入れやすく、保育の現場でも幅広く活用されています。
☆年末年始から正月遊びとして取り入れる事が多いですが、子どもの中には年間を通して夢中になる子どももいるので楽しいですよ!
みんな大好き!昔遊びランキングTOP10

🥇第1位:フルーツバスケット
保育園で不動の人気を誇るフルーツバスケット。
「りんご」「みかん」「バナナ」といったグループ分けで、椅子を使って遊ぶ定番です。
ルールがシンプルで、3歳児からでも理解しやすく、年齢を超えて一緒に楽しめるのが魅力。
また、「○○の子〜!」と呼ばれる瞬間のドキドキ感がたまらない遊び。
反射神経や集中力を育てるほか、人と関わる楽しさを感じられる社会性育成遊びとしてもおすすめです。
☆最初は簡単なルール遊びとしてフルーツバスケット、ルールも分かるようになり楽しめるようになってきたら『なんでもバスケット』などにアレンジするのも面白みが増しますよ!
🥈第2位:はないちもんめ
歌いながら遊ぶ伝承遊びの代表格。
「勝ってうれしいはないちもんめ〜」という掛け声に合わせて、チーム戦の駆け引きが楽しめます。
集団で遊ぶため、友だちとのやりとり・交渉・表現力を育てる絶好の機会。
ただし、「どの子がいい?」の部分は選ばれる側の気持ちを考慮し、保育士が上手に声をかけて進行するのがポイントです。
☆異年齢交流でも楽しめるので人気ランキングが高かったです!子ども同士での作戦会議を見ていると、子どもならではの発想が生まれてくるので見ていても楽しいですよ。
🥉第3位:だるまさんがころんだ
動く・止まるのルールを理解することで、集中力と瞬発力を育てる遊びです。
「だ〜るまさんが〜こ〜ろんだ!」のリズムに合わせて動きを止める、緊張と解放の繰り返しが楽しい!
狭いスペースでも遊べるため、雨の日の室内遊びにもぴったりです。
☆年間を通して遊べるだるまさんがころんだも上位です!アレンジで『だるまさんの一日』などにしても楽しめます!
第4位:けんけんぱ
地面に円を描いて「けんけん・ぱ」とジャンプ!
昔ながらの遊びながら、バランス感覚・脚力・リズム感を育てる効果があります。
園庭や公園での外遊び時間に取り入れれば、自然に体幹トレーニングにもつながります。
☆意外と子どもにとっては積み重ねて遊んでいかないと出来ない遊び。バランス感覚やリズム感覚が問われるので、運動遊びとして日常的に取り入れてみるのもいいですね!ちなみに保育園の廊下で、よく3歳児クラスの子ども達が遊んでいました!
第5位:こま回し
お正月遊びの定番「こま回し」。
最初は難しいですが、練習を重ねるほど上達する達成感が味わえます。
木製やプラスチックなど、素材によって回り方が変わるため、制作活動の延長としてもおすすめ。
保護者参観で「親子対決」をしても盛り上がります。
☆私も幼稚園児だった頃、夢中になって遊んでいたコマ回し。物と場所が必要になってくるので、あらかじめどのように遊ぶのか、どこで遊ぶかなどは共有しておくのが大切です。
第6位:お手玉
やさしい布の感触を楽しみながら、集中力と手先のコントロールを養える遊び。
「一つのお手玉を右手・左手に投げる」から始め、徐々に二つ・三つと増やすことで達成感が得られます。
フェルトや布の端切れを使って、子どもたちと手作りするのも人気です。
☆お手玉を手作りで作るのもいいですが、作るのは時間もかかるのでダイソーなどの100円ショップで購入するのをおすすめします!
第7位:折り紙遊び
静かに集中できる折り紙は、創造力・忍耐力・空間認知力を育てる遊び。
季節のモチーフ(鶴・やっこさん・鬼・桜など)を題材にすれば、制作と組み合わせた活動に発展します。
完成した作品を掲示すれば、子どもたちの自信にもつながります。
第8位:あやとり
ひも一本で無限に楽しめるあやとり。
「ほうき」「東京タワー」「さかずき」など、覚えるたびに嬉しさが増す遊びです。
指先の器用さを育てるほか、集中力や空間認識力もアップ。
友だち同士で“連続あやとり”を楽しむ姿もよく見られます。
☆女の子に人気だったあやとり。一人で出来る用と二人で出来る用と少し長さを変えて置いておくのもポイントです。あと、毛糸が混ざったり絡まったりしないように牛乳パックなどでケースを作るのも収納しやすくなりますよ。
第9位:影ふみ
太陽の下で自分や友だちの影を踏むシンプルな外遊び。
動きながら距離感やタイミングをつかむ力が育ち、運動あそびの導入にも最適です。
「鬼ごっこよりやさしく、でも追いかけるスリルはしっかりある」バランスの良い遊びです。
第10位:紙風船・竹とんぼ
軽やかに飛ぶ紙風船や竹とんぼは、風や空気の流れを感じられる素朴な遊び。
小さい子どもでも扱いやすく、自然科学への興味を育むきっかけにもなります。
保育室でも安全に遊べるため、乳児クラスにもおすすめです。
昔遊びを通して育つ力

協調性・社会性を学ぶ機会に
昔遊びは、勝ち負けを通して「人との関わり方」を学ぶ場でもあります。
順番を待つ、ルールを守る、友だちに声をかける。
そんな経験が、社会性・思いやり・協調性の基礎を育てます。
☆最近は勝ち負けにこだわらない園も出てきていますが、やっぱり子どもの頃から学ぶ事は大事。
「悔しいけど、次は勝てるように頑張ろうね!」など次に繋がる言葉かけやフォローが大事になってきます。
発達段階に合わせて楽しめる
乳児クラスではまねっこ遊びや手遊びから、幼児クラスではルールのある遊びへとステップアップ。
発達段階に合わせて難易度を調整することで、どの年齢でも無理なく楽しめます。
世代間交流にもつながる
昔遊びは、世代を超えて共有できる文化でもあります。
おじいちゃん・おばあちゃんとの交流行事で一緒に遊ぶと、温かい時間と思い出が生まれます。
地域の人と遊びを通じて関わるきっかけにもなります。
まとめ|昔遊びで“つながる心”を育てよう
昔遊びは、ただの「懐かしい遊び」ではありません。
ルールを理解し、友だちと関わり、身体を動かしながら、子どもの心と体を豊かに育てる保育の原点です。
特別な道具がなくても、今日からすぐに始められるのが魅力。
保育園の日常や季節の行事に取り入れて、子どもたちが「遊びながら育つ」時間をたっぷり味わいましょう。
フルーツバスケットも、はないちもんめも、笑顔がつながる昔遊び。
今の時代だからこそ、“人と人とが関わる温かい遊び”を大切にしていきたいですね。

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