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【年齢別アイデア付き】うちわ製作を保育に取り入れよう!ねらいや工夫・保護者とのつながりも紹介

夏の保育にぴったりな「うちわ製作」。季節感を楽しめるだけでなく、指先を使った表現遊びとしても人気の活動です。本記事では、年齢別のアイデアから安全配慮、保護者とのつながり方まで、実践的な内容を保育士向けにわかりやすく紹介します。

目次

1. 保育でうちわ製作をするねらいとは?

季節感を楽しむ

うちわは夏を象徴するアイテムのひとつ。製作を通して季節の変化や夏の行事(夏祭り・納涼会など)を子どもたちに感じてもらうことができます。「夏ってどんなもの?」「お祭りの時に持つよね」といった会話も生まれやすく、生活と製作をつなげるきっかけになります。

指先を使った表現遊びにつながる

スタンプを押す、シールを貼る、絵を描くなど、さまざまな動作がうちわ製作には含まれており、指先の巧緻性や創造性の発達に役立ちます。子どもが「自分で作った」という満足感を得られることも大きな魅力です。

行事やイベントとリンクできる

園の夏祭りや納涼会などの行事に関連づけてうちわ製作を取り入れると、子どもたちの期待感がぐっと高まります。「このうちわを持ってお祭りに行こうね」と話すことで、活動への参加意欲も自然と高まります。
園内行事の夏祭りに取り入れるのはもちろん、近年気温が高く夏の戸外活動に制限があるので、室内活動として製作してみてイベントを楽しむのもありですね!

2. 年齢別|うちわ製作アイデア集

0〜1歳児向け:感触や音を楽しむシンプルなうちわ

この時期の子どもたちは、まだ手先の動きが発達途中。完成品を目指すというよりは、素材の「触感」や「音」などを楽しむことがねらいです。透明の袋にカラフルな折り紙やスズランテープを入れてガサガサ音が出るうちわなどが人気。安全面を考慮して、パーツの誤飲やケガには十分注意しましょう。

2〜3歳児向け:スタンプ・シール・手形などの自己表現

自分の手で模様をつけることが楽しくなってくる年齢です。絵の具を使ってタンポでスタンプを押したり、手形や足形で形をつけたりと、シンプルだけど「自分らしさ」が出せる製作が効果的です。紙皿を使ったうちわは、軽くて扱いやすく、この年齢にぴったりです。

4〜5歳児向け:ハサミ・のりを使ったデザイン性のある作品

この時期になると道具の使い方が上達してくるため、少し難易度の高い製作にもチャレンジできます。折り紙を切って貼る、絵を描いて装飾する、自分の名前を書いて仕上げるなど、テーマ性を持たせて制作するのもおすすめ。うちわを自分の「作品」として誇らしげに見せてくれる姿が見られるはずです。

異年齢児・縦割り保育で楽しむ共同制作アイデア

異年齢児が一緒に活動する場合は、年長児が年少児を手伝ってあげる「ペア制作」スタイルも有効です。大きな模造紙をうちわ型にカットして、グループで一つの作品を作るなど、協力や思いやりを育てる機会にもつながります。

3. 製作活動をスムーズに進めるコツと安全配慮

うちわの素材と下準備|市販うちわ?手作り骨組み?

100円ショップなどで手に入る無地のうちわは、手軽に本格的な仕上がりが楽しめるアイテム。一方、紙皿と割りばしを使った「手作りうちわ」はコストも抑えられ、子どもサイズに調整しやすいのが魅力です。年齢や活動のねらいに応じて使い分けましょう。

活動中の声かけ例・援助の工夫

子どもたちの創造力を引き出す声かけも大切です。

  • 「どんな模様にしようか?」
  • 「夏といえばどんな色が思いつく?」
  • 「これはどこに貼ってみようか?」

など、子どもが自分で考え、選ぶことを尊重しましょう。年齢に応じて、必要な援助や見守りのバランスも意識するとスムーズに進みます。

誤飲・ケガ防止のために気をつけたいこと

特に小さな子どもが対象の場合は、誤飲やケガのリスクに注意が必要です。小さなビーズや取れやすいパーツは避け、安全性の高い素材や道具を使用するようにしましょう。ハサミ使用時は個別対応にする、接着剤は子ども用のものを選ぶなど、事前準備も重要です。

4. うちわ製作を保護者とのつながりに活かす方法

おたより・展示で伝える子どもの成長

うちわ製作の様子を撮影し、おたよりや園だよりで保護者に共有することで、子どものがんばりや成長を可視化できます。「初めて自分で切ったんですよ」など、エピソードを添えると保護者の関心も高まります。

夏祭りや納涼会など行事に組み合わせる

うちわは行事にも活用できるアイテムです。子どもが自分で作ったうちわを持って夏祭りに参加するだけで、満足感や達成感につながります。デザインに名前を入れて「名札代わり」にする園もあります。

家庭への持ち帰りで「会話のきっかけ」に

完成したうちわを家庭に持ち帰ると、保護者との会話のきっかけになります。「どんな風に作ったの?」「ここは誰が手伝ったの?」といった会話が生まれ、保育と家庭のつながりを深めるツールにもなります。

まとめ|うちわ製作は保育にぴったりな季節の造形あそび!

うちわ製作は、季節感を感じながら、子どもたちの「やってみたい」「表現したい」という気持ちを大切にできる活動です。年齢や発達に応じた工夫次第で、指先の発達や創造力、さらには協調性まで育むことができます。

また、保護者とのつながりや行事との連動など、園全体としての活動にも発展できるのが魅力。ぜひ、夏の定番製作として園で取り入れてみてください!

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