夏から秋にかけて、保育園では運動会や発表会といったイベントが目白押し。そんな行事をより華やかに、子どもたちも保護者も笑顔になれるものにしてくれるのが「ダンス」です。今回は、運動会・発表会シーズンにぴったりな保育園ダンスの魅力や、年齢別のおすすめジャンル、曲選びのコツ、練習方法まで、盛りだくさんの内容でご紹介します。
運動会や発表会にダンスが人気の理由

子どもたちが夢中になる!ダンスの魅力とは
保育園児にとって、音楽に合わせて体を動かすことはとても楽しい体験。難しいルールや決まりがなくても、リズムに乗るだけで自然と笑顔になれます。表現の幅も広く、自由度の高いダンスは、運動が苦手な子でも参加しやすいのが魅力です。
集団行動を学べるダンスの教育的効果
ダンスは楽しさだけでなく、集団行動や社会性の育成にもつながります。みんなで一つの振り付けを覚えて踊ることで、協調性やコミュニケーション力が育ちます。また、音楽のリズムに合わせることで、集中力や運動能力の発達も期待できます。
保護者ウケも抜群!発表の場に最適な理由
運動会や発表会でのダンスは、保護者からの注目度も高め。子どもたちが一生懸命踊る姿には感動もひとしおです。衣装や小道具で華やかに演出することで、保護者にとっても記憶に残るイベントになります。
保育園で人気のダンスジャンルと選び方

年齢別に見るおすすめジャンル(1〜3歳・4〜5歳)
- 1〜3歳児には、振り付けが簡単で繰り返しの多い「手遊び系ダンス」や「リトミック風ダンス」がおすすめ。例として「エビカニクス」や「アンパンマンたいそう」などがあります。
- 4〜5歳児には、少し複雑な振り付けに挑戦するのも◎。「キッズポップ」「ヒップホップ風ダンス」など、音楽に合わせてメリハリある動きが楽しめるジャンルが人気です。
ポンポンダンス・パラバルーンなど小道具活用術
小道具を使うことで、ダンスにより動きと彩りが加わります。特におすすめなのが以下のアイテム:
- ポンポン:カラフルで視覚的にも楽しい。手に持つだけでリズム感UP!
- パラバルーン:集団で動かすことで一体感が生まれ、見栄えも抜群です。
- リボンステッキ・スカーフ:やわらかい動きが表現でき、女の子に人気。
失敗しない!ダンス曲の選び方ポイント
選曲は、子どもたちが楽しめるかどうかが最重要。ポイントは以下の3つです。
- テンポが早すぎない:年齢に応じたスピードの曲を選ぶ。→曲によって、編集して音源をゆっくりするのもアリ!
- 子どもたちが知っている・親しみのある曲:アニメやテレビで耳馴染みのあるものがベスト。
- 振り付け動画や参考資料がある曲:保育士が準備しやすく、練習にも取り入れやすい。
運動会・発表会で盛り上がる!おすすめダンス曲7選

保育士に人気の定番ソング
- エビカニクス(ケロポンズ)
繰り返しの動きとテンポが魅力。未満児クラスでも取り組みやすい定番中の定番。
運動会の準備で取り入れている保育園が多かったです! - どうぶつたいそう1・2・3
動物の真似をしながら踊れるので、表現力と楽しさを同時に育てられます。
ここ数年の流行曲から選ぶ!みんながノれる1曲
- ジャンボリミッキー(ディズニー)
SNSでも話題になった振り付けで、年長さんにも大人気。親子で一緒に踊れるのも魅力。
私がいた保育園では発表会で踊っていましたよ! - ベイビーシャーク(Pinkfong)
耳に残るメロディと簡単な振り付けで、幅広い年齢に対応可能。
この曲は耳に残りやすいので、親子ダンスにしてもはずれはないと思います!
実際に私が働いていた時に好評だったダンス
- いちごのうた(イセイジン)
3歳児クラスの男の子が多いクラスが運動会で踊っていた曲。途中の所で「セイヤ!」で男の子が勢いよく叫んでいて、保護者からウケがとてもよかったです! - ロケットペンギン
こちらも3歳児クラスが運動会で踊っていた曲。衣装も可愛くしてポンポンを持っていたので、可愛らしさが増して保護者も職員もメロメロになってました。(笑) - ソーラン節
ダンスというよりは年長児クラスの見せ場!として演目を入れる事が多い『ソーラン節』。最初の構えから、子ども達が毎日練習してきたのが伝わって、涙なしでは見られないくらい成長を感じられる思い出の曲です。
成功するダンス練習の進め方とコツ

振り付けはシンプルに!覚えやすさ重視がカギ
ダンスの振り付けは、簡単かつ繰り返しが多いものにするのがポイントです。子どもたちの理解度に合わせて動作を調整し、何度も反復練習できる構成にしましょう。
あと、個人的には教える側の先生が覚えにくいものはその何倍も子ども達にとっては難しいので、簡単な振り付けから取り入れていくのがおすすめ!子どもの様子や成長に合わせて、難易度を上げていくのもありです。
日常の保育にどう組み込む?時間の確保法
忙しい日々の中で練習時間を確保するには、「朝の会」や「帰りの会」「自由遊び前後」など、短時間をこまめに活用するのがコツ。音楽を流して自由に踊らせる時間も大切です。
逆に長時間練習すると子ども達も飽きてしまったり、やる気をなくしてしまう子も…。メリハリが大事です!
発表会本番で力を発揮するためのサポート術
- 本番前にはリラックスタイムを設ける:緊張しやすい子への配慮を。
- 衣装や小道具のチェックは前日までに完了を:当日のトラブルを回避。
- 保護者への事前案内やリハーサルの共有
→協力体制を整えておきましょう。人前が苦手なお子さんもいると思うので、練習の様子を保護者に日頃から伝え
ておくのがベスト!本番で予測できる事も状況を事前に伝えておけば保護者の心配も減ると思います。
実際に私が働いていた時も本番が近づくにつれて不安を感じるお子さんがいたり、練習ではノリノリだったのに本番ではいつも固まってしまうお子さんいました。ただ、日頃の練習の様子や特性をきちんと保護者と共有出来ていたので、終わってからのアンケートでも「本人なりに頑張っていたと思います。」「人前で泣かなくなっただけでも成長を感じました!」という声をいただいていました。保護者との日々のコミュニケーションが大切ですね。
まとめ
ダンスを通して子どもたちの成長を実感しよう
ダンスは、運動能力だけでなく、表現力や協調性、自信など、子どもたちのさまざまな成長を後押ししてくれます。日々の保育に楽しく取り入れることで、子どもたちも自然と笑顔に。
楽しく取り組める運動会・発表会づくりに向けて
保育園行事の中でも、ダンスは特に子どもたちの輝く姿が見られる瞬間。この記事で紹介したジャンルや選曲を参考に、年齢やクラスに合わせた内容で取り組めば、運動会や発表会はより思い出深いものになるはずです。
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