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五感を育てる!保育園で楽しむ感触遊びのアイデアと関わり方

保育園の毎日のあそびの中でも、子どもたちに大人気なのが「感触遊び」。ぬるぬる、ふわふわ、ざらざら…さまざまな感触に触れることで、子どもたちは五感を刺激され、脳や心の発達につながります。本記事では、「感触遊び」をテーマに、保育士目線で実践しやすい遊びのアイデアと、子どもとの関わり方のコツを詳しくご紹介します。

目次

感触遊びが子どもの成長に与える影響とは?

五感(触覚・視覚・聴覚など)を育てる

感触遊びは、触覚を中心に五感をフルに使うあそびです。素材の温度や質感、色、音などを通して、子どもは自分の体で「感じる」体験を重ねていきます。これは感性や集中力の土台となり、非認知能力の発達にもつながります。

表現力・語彙力が育つ

「ふわふわ」「つるつる」「ひんやり」など、感触を言葉にする経験が、語彙を広げることにもつながります。保育者が意識的に語りかけることで、子どもたちも自然と表現力を身につけていきます。

自己肯定感や挑戦心を育む

感触遊びは「初めての体験」の宝庫です。ちょっとドキドキするもの(片栗粉スライムや寒天など)にも触れてみることで、「やってみよう」という気持ちや、「できた!」という達成感が生まれます。この経験が自己肯定感や挑戦する心を育みます。

年齢別!おすすめの感触遊びアイデア

1・2歳児向け:シンプルな素材で安心・楽しい

  • 寒天あそび:冷たくてぷるぷるした寒天を、手でつぶしたり握ったりするだけでも十分楽しい遊びに。色付き寒天にすれば視覚的にも楽しくなります。
  • 米粉粘土:市販の小麦粉粘土ではなく、アレルギー対応の米粉粘土は安心して使えます。こねたり丸めたりする感覚は、手先の発達にも効果的です。

3歳児向け:少しずつ複雑な遊びに挑戦!

  • 片栗粉スライム(ダイラタンシー):手に取った時は固く感じるのに、握るととろとろになる不思議な感触。科学的な興味も引き出せる素材です。
  • 氷あそび:氷を溶かしながら手の冷たさを感じたり、色水で作ったカラフルな氷を使って遊んだり。夏の室内あそびにもぴったりです。

4・5歳児向け:創造性や思考力を育てる遊び

  • 紙粘土や小麦粉粘土で製作:感触だけでなく、形を作る・完成させるという工程が加わり、想像力を伸ばす機会に。
  • 泡あそび・せっけんあそび:泡の大きさや弾ける音など、視覚・触覚・聴覚を同時に刺激できる遊び。手洗いの習慣にもつながります。

保育士の関わり方で遊びはもっと広がる!

安心して挑戦できる環境づくり

子どもが安心して新しい感触にチャレンジできるよう、汚れても大丈夫な服装や遊び場の工夫をしましょう。「ちょっとイヤかも…」と感じている子には無理強いせず、他の子の様子を見たり、見守られながら少しずつ関われるよう配慮が必要です。

言葉かけで世界が広がる

「やわらかいね」「つるつるしてるね」「冷たかった?」など、遊びの中での言葉かけが子どもの感覚と言葉をつなげる架け橋になります。保育者自身が感触を楽しむ姿を見せることで、子どもも自然と興味を持ちやすくなります。

遊びの“余韻”を大切に

感触遊びの後は、その体験を言葉で振り返る時間や、関連する絵本を読む時間を取るのもおすすめです。「今日はどんな感触だった?」「またやりたいね」と気持ちを共有することで、遊びの価値がさらに深まります。

まとめ|感触遊びは“こころ”と“からだ”を育てる第一歩

感触遊びは、子どもの感性・表現・社会性・挑戦心など、さまざまな成長のきっかけをくれる遊びです。難しい道具や材料がなくても、ちょっとした工夫と保育者の関わりで、日常保育の中に取り入れることができます。子どもたちの「やってみたい!」という気持ちを大切にしながら、感触を楽しむ時間を一緒に積み重ねていきましょう。

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