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保育園でも簡単!七夕飾りを折り紙で手作りしよう|子どもと楽しむアイデア集

目次

保育園でも楽しめる七夕とは?

引用:https://i.pinimg.com/736x/ee/14/14/ee1414c1a244e3a2d4d32ac1f977687e.jpg

七夕の由来と行事の意味を子どもに伝えるには

七夕(たなばた)は、7月7日に行われる日本の伝統行事です。織姫と彦星の物語を知ることで、子どもたちは“願いを込める”意味を感じられるようになります。保育園では、絵本の読み聞かせや紙芝居を通じて、わかりやすく伝えるのが効果的です。

たとえば、「たなばたバス」や「たなばたのおはなし」などの絵本は、ストーリーが短く、イラストも豊かで小さな子どもたちにも理解しやすい内容です。年齢が低い子どもには、「織姫と彦星が会えるように、お願いごとをして応援する日なんだよ」とシンプルに伝えると興味を持ってくれます。

保育園で取り入れたい七夕活動のねらい

七夕飾り作りは、季節の行事を感じながら、指先を使って創造力を育む絶好の活動です。織姫や彦星を作る折り紙制作はもちろん、短冊にお願いごとを書くことも子どもたちにとって貴重な経験になります。

さらに、共同制作を通じて「協力すること」や「順番を守ること」などの社会性も自然に身につきます。七夕という行事をただ楽しむだけでなく、そこに教育的な意図を持たせることで、より深みのある保育が可能になります。

安全・簡単が大事!制作に取り組むときのポイント

特に低年齢児の場合は、「簡単」「安全」「達成感がある」ことが制作活動のポイントになります。
1歳児クラスでは、ハサミやのりの使用は最小限にとどめ、両面テープやシール、事前に切ったパーツを使って取り組める内容がおすすめです。

保育士が見本を作って提示したり、制作の手順を視覚化するためのイラストパネルを用意すると、活動がよりスムーズに進行します。活動の前後に季節の歌「たなばたさま」を歌うことで、気分も盛り上がりますよ。

子どもと一緒に作れる!簡単折り紙七夕飾りアイデア

定番:織姫・彦星の折り紙(年少〜年長向け)

織姫と彦星の折り紙は、七夕の定番。折り紙1枚で着物の形を折り、顔は白い丸紙にクレヨンで描くスタイルが一般的です。髪の毛は黒い折り紙を細く切って貼ると、表情豊かなキャラクターになります。

ポイントは、作る過程を楽しむこと。あえてすべてを完成形にせず、目や口、模様などは自由に描かせることで、子どもたち一人ひとりの個性が光る作品になります。

カラフルな天の川飾りの作り方

青や紫、金や銀の折り紙を細長く切り、それらを交差させて網状に組むだけで、天の川の完成。裏に両面テープを貼って壁にペタッと貼ると、空間演出にもなります。

また、天の川の間に星形の折り紙をちりばめれば、さらに華やかな印象に。星のパーツは、あらかじめ型抜きしておくと低年齢の子どもでも楽しめます。

ハサミなしでOK!1歳児にもできる輪つなぎ・吹き流し

1〜2歳児には、両面テープやのりで貼るだけの「輪つなぎ」や「吹き流し」がおすすめです。色とりどりの折り紙を事前に細長く切っておけば、子どもたちは「つなげる」作業に夢中になります。

吹き流しは、トイレットペーパーの芯に細長い折り紙やお花紙を貼りつけるだけで簡単にできます。持ち手をつければ、持ち帰り飾りにもピッタリ。

保育士が実践!手順がわかりやすい導入方法

制作前には、「今日は七夕の飾りを作るよ」「織姫と彦星を応援しようね」と、子どもたちの関心を引く声かけが大切です。導入時に写真や絵を見せると、イメージしやすくなります。

活動中は「ゆっくりでいいよ」「できたね!」といった安心感を与える言葉かけを忘れずに。作業に集中できる時間は年齢によって異なるため、短時間で達成感を得られる内容が理想です。

飾りつけをもっと楽しくするコツ

引用:https://www.ayasugihoikuen.com/wp-content/uploads/schedule210917_img002.jpg

飾りの見せ方・飾る場所の工夫(室内でもOK)

本物の笹が手に入らなくても、模造紙で笹を作ったり、窓ガラスに透明テープで飾りを貼りつけるだけで立派な展示になります。天井からモビールのように吊るすと、空間が一気に華やかになります。

風で揺れる吹き流しや、カラフルな短冊が目に入ると、子どもたちも大喜び。家庭でも真似できるアイデアとして、保護者にも喜ばれます。

写真映え◎みんなで作る大型壁面飾り

「クラスで1つの大作を作る」というのもおすすめです。天の川をテーマにした大型壁面は、折り紙の星、織姫・彦星を貼るだけで一気に完成度が上がります。

子どもたちの手形を星形にくり抜いて貼ったり、「お願いごと付きの星」を飾ったりすれば、アートとしての見ごたえも◎。行事当日に写真を撮って、園だよりや掲示に使うのもいいですね。

短冊に書く内容アイデア|年齢別の例文付き

年齢によって短冊に書く内容は異なります。

  • 1〜2歳:保護者代筆で「おともだちとたくさんあそべますように」
  • 3〜4歳:「アイスたべたい」「プリキュアになれますように」など自分の言葉で
  • 5歳〜:「なわとびがじょうずになりますように」「うちゅうひこうしになりたい」など将来の夢も出てくる時期

短冊は、折り紙を縦長に切って、パンチで穴をあけ、紐をつけるだけで簡単に作れます。

保護者も巻き込んだ七夕イベントのすすめ

引用:https://www.angel-s.or.jp/wp/wp-content/uploads/2021/07/IMG_1358-1024×768.jpg

参加型にするアイデア:親子制作・展示会風の発表

家庭での参加を促すために、「親子短冊」を事前に配布し、持ってきてもらうのもよいアイデアです。また、懇談会の場を利用して親子制作コーナーを設けると、園と家庭のつながりも深まります。

完成した飾りを保育室内や廊下に「展示会風」に飾りつけすると、子どもたちも自分の作品が誇らしく感じられます。

行事食・絵本読み聞かせとのコラボ企画

当日は七夕にちなんだ給食(星型にんじん入りそうめんなど)や、「たなばたさま」の合唱、絵本の読み聞かせを合わせると、より五感で七夕を楽しむことができます。

おすすめ絵本:

  • 『たなばたバス』(ひさかたチャイルド)
  • 『たなばたのおはなし』(教育画劇)
  • 『ねがいごとのすきなほし』(講談社)

思い出に残る「持ち帰り制作」の工夫とは

制作した飾りの一部を持ち帰り用にすることで、家庭でも七夕の雰囲気を楽しんでもらえます。小さな笹の代わりにストローや割り箸を使い、折り紙の飾りをまとめたミニセットを作ってプレゼントするのも◎。

透明袋に入れて、短冊や作り方メモを添えると「再現できる嬉しさ」もアップし、保護者からも好評です。

まとめ|簡単なのに心に残る七夕飾りを子どもたちと一緒に

七夕は、保育の中でも特に「子どもたちの想像力」「手指の発達」「行事への理解」を育てられる貴重な季節行事です。折り紙を使った飾り作りは、準備も簡単で子どもたちが主体的に取り組める活動のひとつ。

特別な準備がなくても、身近な材料とアイデア次第で、心に残る七夕の時間が作れます。ぜひ、年齢やクラスに合わせた飾りや導入で、子どもたちと一緒に楽しんでみてくださいね。

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