保育園で行う「花束 製作」は、子どもたちにとって楽しく、達成感を味わえる人気の活動のひとつです。折り紙や画用紙、お花紙など、身近な素材を使って作ることができ、年齢に応じたさまざまな表現が楽しめます。
また、花束という形にすることで、「誰かのために作る」という気持ちが生まれ、思いやりの心を育てることにもつながります。
この記事では、保育園で取り入れやすい花束製作のねらいや効果、年齢別の具体的なアイディア、そして保育で取り入れる際のポイントについて詳しく紹介します。
☆3月は卒園式やお別れ会、4月は入園式や新しい友達との出会いがあるので、この機会に製作する参考になれればと思います。
花束製作のねらいと保育で得られる効果

花束製作には、子どもたちの成長を促すさまざまなねらいがあります。
表現する楽しさを味わう
花束製作では、「どんな色の花にしようかな」「大きな花にしよう」など、自分で考えながら作る楽しさがあります。同じ材料を使っていても、完成する作品は一人ひとり異なり、個性があふれる作品になります。
保育者が見本を提示することも大切ですが、子ども自身の発想を大切にすることで、表現する喜びを十分に感じることができます。
手先の発達を促す
製作の過程では、
・折り紙を折る
・画用紙を丸める
・のりで貼る
など、さまざまな指先の動きが必要になります。
こうした活動は、手先の巧緻性を高めるだけでなく、集中力を育てることにもつながります。
思いやりの気持ちを育てる
花束は、誰かに渡すことをイメージしやすい製作です。
「先生にあげたい」
「おうちの人に見せたい」
など、相手を思い浮かべながら作ることで、思いやりの気持ちを育てることができます。
☆年齢が上がってくると様々な知識を吸収してくるので、作るだけでなくどんな思いを込めるのかなども考えながら取り組んでみてもいいと思いますよ。
【年齢別】保育園で楽しめる花束製作アイディア
ここでは、年齢に合わせた花束製作のアイディアを紹介します。
1歳児・2歳児|シール貼りで作る花束

低年齢児には、シール貼りを中心とした花束製作がおすすめです。
あらかじめ花束の形に切った画用紙を用意し、その上に丸シールや花の形のシールを貼っていきます。
シールを貼るという単純な動作でも、
「ここに貼ろう」
「いっぱい貼ろう」
と、自分なりに考えながら楽しむ姿が見られます。
完成した作品を見て、嬉しそうにする子どもたちの表情からは、大きな達成感が感じられます。
☆この時期ならだいぶ指先も使って製作を取り入れられるはずです。
3歳児|折り紙を使った花束製作

3歳児になると、折り紙を使った製作が楽しめるようになります。
折り紙をくしゃっと丸めて花に見立てたり、簡単なチューリップの形に折ったりすることで、花束らしい作品が完成します。
丸めた折り紙を台紙に貼り、茎やリボンを描き加えることで、より花束らしくなります。
自分で作った花が集まって花束になる喜びを感じられる製作です。
4歳児|立体的な花束製作

4歳児には、立体的な花束製作がおすすめです。
画用紙を丸めて花の形を作ったり、お花紙を重ねてふんわりとした花を作ったりすることで、本物の花束のような作品になります。
茎の部分をストローや細長い画用紙で作ると、よりリアルな仕上がりになります。
最後にリボンをつけることで、「花束」としての完成度がぐっと高まります。
工程が増えることで、「自分で作った」という満足感も大きくなります。
5歳児|本格的な花束製作

年長児になると、より工程の多い花束製作に挑戦することができます。
例えば、
・じゃばら折りで花を作る
・花びらを重ねて立体感を出す
・ラッピングをする
など、細かい作業を取り入れることができます。
花の種類を自分で選んだり、色の組み合わせを考えたりすることで、より個性豊かな作品になります。
時間をかけて完成させた作品は、子どもたちにとって特別なものになります。
花束製作を楽しむための保育のポイント

花束製作をより充実した活動にするためには、いくつかのポイントがあります。
子どもの発想を大切にする
製作では、見本と同じものを作ることが目的ではありません。
花の色や数、配置など、子ども自身が考えて作ることが大切です。
「この色にしたんだね」
「きれいな花束だね」
など、過程や工夫を認める声かけを行うことで、自信につながります。
☆「出来た/出来ない」などで判断はせず、子どもが考えた発想を汲み取ってあげる事が大切なポイントです。
子どもの感性を育む事でより豊かな心に育っていきますよ!
素材を工夫する
花束製作には、さまざまな素材を使うことができます。
例えば、
・折り紙
・お花紙
・画用紙
・毛糸
などです。
素材が変わることで、作品の雰囲気も大きく変わります。
子どもたちが自由に選べるようにしておくと、より主体的に取り組むことができます。
☆この製作の為に高い材料をわざわざ準備する必要はありません。身近にある材料でやってみましょう!その方が温かみも感じられやすいと思いますよ。
完成後は飾って楽しむ
完成した花束は、保育室に飾るのもおすすめです。
自分の作品が飾られているのを見ることで、子どもたちは達成感を感じることができます。
また、友だちの作品を見ることで、新たな発見や刺激にもつながります。
まとめ|花束製作は子どもの成長につながる活動
花束製作は、子どもたちにとって楽しみながら成長できる製作活動です。
製作を通して、
・表現する力
・創造力
・手先の発達
・思いやりの気持ち
など、さまざまな力が育まれます。
年齢や発達に合わせた活動を取り入れながら、子どもたち一人ひとりの個性を大切にしていきましょう。
完成した花束は、子どもたちにとって大切な思い出のひとつになります。
保育の中で、ぜひ花束製作を取り入れてみてください。

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