保育園の卒園式は、子どもたちにとって人生で初めての「お別れ」と「旅立ち」を経験する大切な節目です。その幕開けとなる入場シーンは、式全体の印象を決める重要な場面。そこで欠かせないのが「入場曲」です。この記事では、保育園の卒園式にふさわしい入場曲の選び方と、具体的なおすすめ曲、演出の工夫まで、保育現場の視点で詳しく解説します。
☆実際に私が保育園で働いていた時に使用していた曲も紹介しているので、参考になれば嬉しいです。
保育園の卒園式で「入場曲」が大切な理由

入場曲は卒園式の第一印象を決める
卒園式の入場曲は、子どもたちが扉から入ってくる瞬間に流れる“最初の演出”。保護者や来賓、職員が一斉に子どもたちへ視線を向けるその瞬間の音楽は、会場の空気を一気に作り上げます。明るい曲なら温かく、厳かな曲なら引き締まった雰囲気に。入場曲は卒園式の第一印象を左右する大切な要素です。
☆式をしっかりとした形式でやるのかアットホームな感じにするのかも最初の入場曲で決まるので、意外と重要ポイントですよ。
子ども・保護者・職員の気持ちを一つにする役割
いつも元気いっぱいの子どもたちも、卒園式では緊張した表情になることが少なくありません。そんな時、優しい音楽が流れることで安心感が生まれ、自然と気持ちが整います。保護者にとっても、音楽とともに入場してくる姿は成長を実感する瞬間。入場曲は、会場にいる全員の気持ちを一つにまとめる役割を果たします。
保育園ならではの選曲ポイントとは
保育園の卒園式では、小学校以上の式典ほど形式張らず、温かさ・子どもらしさ・未来への希望を感じられる曲が適しています。歌詞が難しすぎないこと、メロディーが優しいこと、子どもたちの歩く姿と合っていることが選曲の大切なポイントです。
保育園の卒園式入場曲の選び方のポイント

子どもの年齢・雰囲気に合っているか
同じ年長児でも、園のカラーはさまざま。落ち着いた園ならしっとり系、元気な園なら明るめなど、普段の子どもたちの姿を思い浮かべながら選びましょう。「この曲で歩く姿が想像できるか」が判断基準になります。
歌詞の意味・メッセージ性を確認する
入場曲は歌詞がはっきり聞こえなくても、内容はとても重要です。「さよなら」よりも「ありがとう」「だいすき」「これから」を感じさせる曲がおすすめです。
例:『たいせつなともだち』『ずっとわすれない』『ありがとうの花』など。
入場シーンに合うテンポ・長さ
子どもたちの歩くスピードに合うテンポかどうかも重要です。早すぎると慌ただしく、遅すぎると緊張が長引きます。事前に何秒で入場できるかを測り、曲の使用部分を編集しておくと安心です。
著作権・使用ルールの注意点
CDや配信音源を使う場合、園での使用範囲やDVD化の有無によって著作権の扱いが変わることがあります。トラブルを防ぐためにも、事前確認は必ず行いましょう。
保育園の卒園式におすすめの入場曲ジャンル別紹介

感動系|しっとり入場したいときの曲
・さよならぼくたちのほいくえん
・たいせつなともだち
・ずっとわすれない
・ありがとうの花
定番の卒園ソングは、歌詞が子どもたちの姿と重なりやすく、入場シーンだけで涙ぐむ保護者も少なくありません。特にピアノアレンジは厳かな雰囲気を作りやすくおすすめです。
明るい系|笑顔で入場したいときの曲
・にじ
・はじめの一歩
・世界に一つだけの花
・ありがとうこころをこめて
「感動だけでなく希望も届けたい」園には明るめの曲が向いています。胸を張って歩く子どもたちの姿と相性がよく、式全体が温かな雰囲気になります。
発表会・音楽会・卒園式のBGMにも! /にじ・世界中のこどもたちが新沢としひこamp;中川ひろたかソングlt;祝・30周年記念 こども合唱版gt;
定番曲|毎年人気の卒園式ソング
・BELIEVE
・ともだちはいいもんだ
・ドキドキドン!一年生
世代を問わず知られている曲は、保護者の共感も得やすく、会場全体に一体感が生まれます。『BELIEVE』は特にメッセージ性が高く、入場曲としても非常に人気があります。
☆ちなみに私が新卒で働いていた時の保育園は『ドキドキドン!一年生』の曲で入場していました。とにかく元気いっぱいのクラスだったので、子ども達のカラーにも合っていました。
ピアノ・オルゴール系|BGM向けアレンジ
・さよならぼくたちのほいくえん(ピアノ)
・ありがとうの花(オルゴール)
・にじ(ピアノ)
・主よ人の望みの喜びよ(バッハ)
『主よ人の望みの喜びよ』は、クラシックならではの上品さと静かな感動を演出できる一曲です。歌詞がない分、子どもたちの足音や衣擦れの音まで印象に残り、厳かで格式のある入場シーンになります。「感動しすぎず、落ち着いた卒園式にしたい園」「来賓が多い式」にも特におすすめです。
☆ちなみに私が直近まで働いていた保育園は毎年入場曲は『主よ人の望みの喜びよ』でした。子ども達も先生も入場曲はこれ!とイメージがあったようで、緊張感がありながらも落ち着いた雰囲気でしたよ。
入場曲を使った演出アイデア&当日の工夫

子どもが緊張しにくい入場の流れ
控室では静かにさせすぎず、普段通りの声かけや深呼吸、簡単な手遊びで気持ちをほぐしておきましょう。担任の合図と音楽が同時に始まると、子どもたちは安心して動き出せます。
隊形・歩くスピードと曲の合わせ方
一人ずつ、ペア、クラスごとなど、隊形によって必要な曲の長さは変わります。事前にリハーサルを行い、「サビで全員が揃う」「最後の子でフェードアウト」など音と動きを合わせておくと完成度が高まります。
保護者の心に残る演出のコツ
入場時に名前紹介を入れる場合はBGMを少し小さめに設定しましょう。スライドショーや壁面装飾と音楽を組み合わせることで、より印象的な入場シーンになります。
リハーサルで確認しておきたいポイント
・音量は適切か
・入場時間は長すぎないか
・止まってしまった子へのフォロー役は誰か
これらを職員間で共有しておくだけで、当日の安心感が大きく変わります。
☆卒園式の予行練習は1回だけでなく、2~3回は行いましょう。全体的なリハーサルで確認しつつ、音響部分は職員間で連携をとっていくのがポイントですよ!
まとめ|保育園の卒園式入場曲で最高のスタートを演出しよう
入場曲選びで卒園式の感動は大きく変わる
入場曲は、卒園式の“空気”を作る大切な存在です。子どもたちの成長、保護者の想い、職員の願いを一つに結びつける役割を持っています。
園の雰囲気と子どもたちに合った一曲を選ぼう
定番でもクラシックでも、いちばん大切なのは「この園らしさ」「この子たちらしさ」。ぜひ職員同士で話し合いながら、心から「この曲でよかった」と思える入場曲を選んでください。

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